西長岡センター薬局 ニュースレター 2023年8月号です.
連日猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
8月号は脱水・熱中症対策特集です.
水分補給はこまめに、少量ずつを基本としていきましょう.
経口補水液(Oral Rehydration Solution, ORS)という言葉も浸透してきて、
色々な製品が市場に出ています。また、家庭でも作ることが可能です。
経口補水液の飲み方としては『脱水の時』が一つのポイントです。
下痢、嘔吐、発熱時の脱水、脱水を伴う熱中症、過度の発汗時などです。
一方、通常の屋内で過ごす場合、発汗が過度でなければ水やお茶など
でも水分補給は可能です。ただし、大量の水を”ガブのみ”、”一気飲み”した場合には、
体内のナトリウムなどのバランスが崩れることにより、吐き気、だるさ、頭痛等の症状が現れる
『水中毒』という状態になることがあるので、注意が必要です。
水分は少しずつとることをお勧めし、発汗があれば適宜塩分摂取を行うこともお勧めします。
発汗、脱水がないのに経口補水液を普段の水分補給に使用した場合には、
今度はナトリウムの過剰摂取も危惧されますので注意しましょう。
また、スポーツドリンクも水分補給に使用されますが、糖分を含むので、糖質制限が必要な場合は、
糖分過多にならないよう、これも注意が必要です。
いずれの場合も、水分補給や経口補水液の使用方法についてはメリット・デメリット
がありますので、効果的な水分摂取については弊社薬局の薬剤師まで、
お気軽にご相談ください。
(本部より)