猫とエキノコックス

猫とエキノコックス

最高気温が20度以下の日が続き、否が応でも秋を感じる今日この頃
皆さまいかがお過ごしでしょうか?職員Yです。

私の心のバイブル「ブラックジャック」に、
エキノコックスに感染したブラックジャックが
野犬の群れに囲まれながら自ら開腹手術して九死に一生を得る
という印象的なエピソードがあります。

ブラックジャックを苦しめたエキノコックスですが先日、
愛知県の知多半島にてここ数年にわたり
何度も感染が確認されていると話題になりました。

日本国内ですと北海道での感染事例報告が多かったのですが、
地域が限定的とはいえ本州で継続的に
感染事例報告が上がっていることに危機感を感じます。

そもそもエキノコックス症とは、寄生虫エキノコックスに感染している
キツネやネズミの糞便中に含まれる卵をヒトが経口摂取することで感染し、
重篤な肝障害を引き起こし、時には命を脅かす危険もある感染症です。
感染予防策としては感染の恐れのある動物を触らない
感染動物の生息地域の生水・野草・山菜を未処理で飲食しないことなどが大事です。

万が一にも野生動物を触ってしまった場合は
手に付着したエキノコックスの虫卵をしっかり洗い流すことが肝要です。

潜伏期間が長いことも特徴で、感染に気づかず
知らぬ間に病魔に蝕まれているなんてことも……

道民の方々は感染源である野良犬、野良キツネ、
そして野良猫に触らないことが常識とのことです。
もエキノコックスの感染報告があるんですね。

我が家の猫は室内飼いですが、小さい頃はよく脱走していたので
感染していないといいなぁと平穏無事を祈ってます。

あと、最近買ってあげたキャットタワーに
もう少し寄り付いて欲しいなと思う職員Yなのでした……

(文責:最近我が子に「ママの方がいい」と言われがちで淋しい職員Y)