新米パパ、プール熱について考える!

プール熱

最近、めっきり蒸し暑くなってきましたね。
つい先日まで長袖のお世話になっていたのに、
今では半袖で過ごす時間の方が多くなっています。

この間、30度を越す真夏日がありました。
暑い日はプールや海で涼みたい職員Yですがコロナ禍の今、
感染拡大を防ぐため玄関先のビニールプールで我慢です。
私の鬱屈した思いとは裏腹に、
我が子は水浴びを大いに満喫したようで、結果オーライです。

さて、子どもでプールと言えば……
子どもの三大夏風邪のうちのひとつ、プール熱が有名ですね。

そこで今回はプール熱について、備忘録的な意味合いも込めて
記事にまとめてみようと思います。

6月末頃から流行が始まり、ヒトからヒトへ
プールの水を介して感染拡大するためプール熱と言われていますが、
咽頭結膜(いんとうけつまく)熱が正式名称です。

病名が示す通り、咽頭炎(のど痛)と結膜炎(目の充血)、高熱
といった症状が1週間程度続きます。
そのほか、食欲不振、頭痛、目やに、涙が多くなる
といった症状も見られます。

原因はアデノウイルスであり、特効薬は存在しません。
痛みや熱には解熱鎮痛薬、かゆみや充血といった目の症状には目薬、
といったように対症療法が治療の基本になります。

治療中に気をつけるべき点として、
のどに刺激を与えるような熱い食事、飲み物は避けることが大事です。
食事は噛まずに飲み込める冷めたおかゆやプリン、
飲み物はのどごしのよい牛乳や麦茶などがおすすめです。

プール熱の主な感染経路は咳、くしゃみを介した飛沫感染、
手指を介した接触感染があります。
日々、マスクの着用と手洗いうがいを心がけることが大切です。
目やにも感染源となるため、
タオルなどの共用も避けることが望ましいです。
また、口からは2週間、便からは30日間(!)ほど
ウイルスが排出されますので、症状が落ち着いてからも
おむつ交換やトイレ後の手洗いは必須です。

……いかがでしたでしょうか?
子どものうちは切っても切り離せないプール生活。
残念ながら上記の感染対策に気をつけていても、
プール熱を完全に予防できる保証はありません。

本記事が、いざ発症したとしても
焦らず冷静に看病してあげられる一助になれば幸いです。

(文責:「おかえりモネ」より「あぐり」や「ふたりっ子」が楽しみな職員Y)